春の味覚なぞなぞ5

【答え】

2つの「ら」 → 2ら →  「にら」が正解です♬

英名:Chinese chive 和名・別名:韮・韭

にらは、1度収穫してもまた伸びて、1つの根株から

10回以上も収穫できる野菜です。

生命力が強く、栄養価も高い野菜です。


にら(葉):栄養面では一番豊富。

花にら:花茎とつぼみを食べる品種。甘味があり、歯ざわりがよい。

黄にら:にらを遮光で育てたもの。食感が軟らかく甘い味。


■にら(葉)・花にら・黄にらの可食部100g当たりの食品成分表


■にらの栄養成分について 

にらは古くから漢方薬としても利用されています。

ビタミン類や疲労回復に効果のあるアリシン、

貧血対策につながる葉酸など、健康に役立つ

栄養が豊富な緑黄色野菜です。

これからの夏バテ対策やスタミナ料理に大活躍!


■にらの選び方

・葉先に枯れ葉がなく緑色が濃いものを。

・株から1番最初に収穫した1番刈りの葉が、

 肉厚で幅が広く、やわらかくおいしい。

 収穫を重ねたものは葉が細くなり筋っぽくなる。


■にらの保存方法

・水洗いしてしっかり水気を取り、使いやすい大きさに

 切り、保存袋に入れて冷凍保存。

 (2週間~1か月程保存可)

・冷凍するとアリシンが増加するというデータもあり


■にらの調理のポイント


★切り方のポイント
 葉先:ビタミン類が豊富なので、細かく刻むとビタミンが

    失われてしまうため、大きなざく切りがおすすめ。

 根元:疲労回復効果のあるアリシンが豊富。

    細かく切ることで、アリシンの吸収率が上がる。

    ※根元はアリシンの宝庫。

     切り捨てる部分はなるべく少なくしましょう。


★にらの料理法について

アリシンはビタミンB1の吸収率をアップするため

豚肉やレバーとの組み合わせが最高✨✨✨

切ったらすぐ調理し、加熱は短時間がおすすめ。

また、茹でると栄養素が水に溶けだしてしまうため

汁ごと食べる汁物が最適。

細かく切って生で調味液に漬ける、漬けダレもおすすめ。


■参考文献・サイト

『その調理、9割の栄養捨てています!』 世界文化社

・食品成分データベース 文部科学省

・JAグループ https://life.ja-group.jp/

コラム担当:青柳