夏の味覚なぞなぞ3

【答え】

10個の〇 ⇒ 10+丸 

 →  「とう」+「がん」  とうがんが正解です♬

英名:Wax gourd 和名・別名:冬瓜・トウガ・かもうり


「冬瓜」は冬という名がつきますが、れっきとした夏野菜。

主な収穫期は6月~9月です。

保存に適し、まるごと冷暗所に置くと冬まで貯蔵できる

ことに由来しています。キュウリと同じウリ科の植物で

さわやかな味わいが特徴的です。

皮にうっすらと粉をふきますが、最近は粉のない品種も

あります。ミニトウガンなどの小さい品種も出回るように

なり気楽に楽しめるようになりました。

もともと熱帯の植物ですが、日本では平安時代に

栽培された記録があります。現在、生産量が多い県は、

沖縄県、愛知県、岡山県の順(2020年)です。

形は丸いものと、楕円のものがありますが、味に変わりは

ありません。

果肉は白色多汁で、淡白で、くせのない味をもち、透き

通るように煮上げて、冷たく冷やした煮物は夏らしい一品、

寒くなったら、スープ、くず煮も体が温まります。


■とうがんの可食部100g当たりの食品成分表

■とうがんの栄養成分について 

水分が95%を占め、カリウムを多く含み、

余分なナトリウムを排出して、血圧を正常に

保つはたらきがあります。

また腎臓で老廃物の排出を促す作用もある

ので、むくみの解消に効果があります。

免疫力を高めるビタミンC も豊富で夏バテした

身体にも嬉しい食材です。

低カロリーなので、最近はダイエット食材として、

注目されています。


■とうがんの選び方

・ずっしりと重みがあり、傷やへこみがないもの。

・皮の緑色が鮮やかでツヤのあるものがおすすめ。

・皮に白い粉が付いている場合がありますが、

これは冬瓜が完熟しているサイン。

品種によっては白い粉をふかないものもあります。

・産毛がはえている場合は、熟していないので、

やめておきましょう。

・カットされた状態で販売されているものは、切り口が

真っ白で、みずみずしく中身がつまっているもの。 


■とうがんの保存方法

・まるごと保存するときは新聞紙で包み風通しの

良い冷暗所で保存するのがポイント。

・カットしたものは、ワタの部分から傷むので、種と

ワタを取り除いて断面にラップをして冷蔵庫で保存、

なるべく早くいただきましょう。


■冷え冷えも、熱々も、生でも美味しく食べられます!

生のままサラダや、和え物にすれば、シャキシャキとした

食感を楽しめます。

さっぱりした味なので、干しエビ、鶏肉、カニ、干し貝柱、

椎茸などと一緒にあんかけ風にする とおいしいです。

インドではカレーに入れることもあるのだとか。

皮に近い部分は、やや硬いので、格子状に隠し包丁を

入れ、面とりをすると、煮崩れしにくく綺麗に仕上がります。

■おすすめレシピ

🍙とうがんのコンポート🍙

【サービス内容】の【レシピ作成】をご覧ください😊


■参考文献・サイト

『新訂 原色食品図鑑』 建帛社

『新版 食べものはくすり』 本の泉社 

『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』 KADOKAWA

・食品成分データベース 文部科学省

担当:原田