【答え】
「れんこん」が正解です♬
英名:Lotus root 和名・別名:蓮根
泥の中で育つのに、綺麗な白い野菜ですよね。
中の穴は、水の通り道のように思われがちですが「空気」の通り道。
地上の葉から空気を届けてもらうための通り道なのです。
穴があいていて見通しが良いということで、縁起物の野菜として、おせち料理などにもよく使われています。
■れんこん可食部100g当たりの食品成分表
■れんこんの栄養成分について
ビタミンC、カリウム、食物背人が豊富で、カリウムも多く含まれます。
れんこんに含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているため、加熱に強いことが特徴。
ビタミンCの働きとして、コラーゲンを生成・強化、メラニン色素の沈着を防ぎ美白効果を期待できるため、美容にはもってこいの野菜です。
切ったときに糸を引くのは、ムチンというネバネバ物質。胃粘膜強化、風邪予防、スタミナ強化に役立つ成分です。
また皮や節に多く含まれるタンニンは、老化抑制やがん予防に有効とされるポリフェノールの一種です。
タンニンは、空気に触れると茶色くなるため、切り口の変色を防ぐ目的で水にさらすことも多いと思いますが、長時間つけておくと流れてしまうのでご注意を。
■新鮮なれんこんの選び方
・ふっくらしていて、重いもの
・ツヤがあり、傷がついていないもの
・穴が黒ずんでいないもの
■れんこんの上手な保存方法
・切り口がさらされた状態の場合は、ラップでしっかりと包み冷蔵庫で保存。
2~3日で食べる事をおすすめします。
■「泥中の蓮」とは
沼地の泥中で育つ、れんこんは白くて綺麗ですが、花もとても美しいです!
「泥中の蓮」(でいちゅうのはす)という、ことわざがあります。
いくら汚れた環境に身を置いていても、その汚さに染まらず、清く生きること
と、いう意味です。
もともとは「蓮」は、「はす」ではなく、「はちす」と読んいました。
それは、花が咲き終わったあとの姿が蜂の巣に似ていたからとのこと。
それが、「はす」と変化し現在の読み方になっています。
美しく、凜とした、花ですね!
れんこん、美味しく食べて、身も心も清めていきましょう♬
■参考文献・サイト
『からだのための食材大全』 NHK出版
『旬の野菜の栄養事典』 株式会社エクスナレッジ
・食品成分データベース 文部科学省
担当:瀧