【答え】
「ブリ」が正解です♬
英名 Yellow tall
和名 鰤
写真はブリのあら煮。う~ん、美味しそうですね!
ブリには少ないビタミンCを、大根が補っているメニューです。
ブリは成長とともに名前が変わる縁起の良い出世魚と言われています。
地方によって、その呼び名は様々で、例えば・・・。
東日本では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ。
西日本では、ツバス→ハマチ→メジロ。
北陸地方では、コズクラ→フクラギ→ガンド。
12月頃から出回る寒ブリは身もしまり脂ものっておいしくなります。
脂ののった「寒ブリ」は、お正月の縁起料理にも使われます。
お節料理に、出世魚のぶりの照り焼きは定番ですね。
■ブリ可食部100g当たりの食品成分表
■ブリの注目の栄養成分
EPA・DHA
不飽和脂肪酸が豊富ですが、加熱すると流れでてしまうので
新鮮なお刺身で脂ごといただくのがおすすめです。
お刺身の脂っこさがしつこいと感じるときは、薄く切って、しゃぶ
しゃぶにして、煮汁は野菜と一緒に食べるのがよいでしょう。
ビタミンB1 B2 D E タウリンなども含まれます。
★DHA(ドコサヘキサエン酸)
脂質の多価不飽和脂肪酸の一種脳を活性化させ、
記憶力と知能指数アップや、認知症の予防・改善に
効果が期待されています。
★EPA(エイコサペンタエン酸)
脂質の多価不飽和脂肪酸の一種血管や血液など
循環器系の健康維持に重要な栄養素。血栓を防ぎ、
脂質異常症を予防、動脈硬化や脳梗塞から身体を
守る働きがあります。
■選び方
・切り身
血合いが鮮やかな赤色(黒ずんでいるものは新鮮ではない)
身に透明感やはりがあるもの
(天然物はややピンクががっている)
ドリップ(水分や血)がでていないもの
■保存方法
・切り身はペーパータオルに包んでからラップをし、冷蔵・冷凍保存する
■調理方法
・塩焼き
調理前に塩をふって少し時間をおくことで、臭みを抑えることができる
・照り焼き
しょうゆとみりんのたれに1時間程度漬けてから焼く
・煮付け
熱湯にさっとくぐらせ(霜降り)、血合い・ぬめり・余分な脂などを
落としてから煮ると煮汁に臭いが移るのを防ぐ
★皮が青い背側は比較的あっさり!
★皮が白い腹側は脂がのり、こってり!
■参考文献・サイト
『からだのための食材大全』 NHK出版
『からだにおいしい魚の便利帳』 高橋書店
・食品成分データベース 文部科学省 食品