冬の味覚なぞなぞ4

【答え】

「長ねぎ(根深ねぎ)」が正解です♬

英名:Welsh onion  和名・別名:長葱


名脇役の野菜の一つ、ねぎ。

いつもの料理にトッピングしたり、混ぜ込むだけで、味が

引き締まったり、風味が増しますよね。

関東地方より東の地域では、白くて、長くて、太くて、

寒さに強い「根深ネギ」が多く消費され、関西より西の

地域では、緑の葉で、細くて、暑さに強い「葉ねぎ」が

多く消費されています。

料理のトッピングで、東か西か、地域がわかりますね。


■根深ねぎ可食部100g当たりの食品成分表

■長ねぎの栄養成分について

古くから薬効成分のある野菜として知られ、殺菌効果も

ある薬味として、また魚や肉の「におい消し」としても重宝

されている野菜です。


「白い部分」には、ビタミンCや、血行をよくする香り成分の

硫化アリルが多く含まれます。


「緑の部分」には、βーカロテンカルシウムが豊富に含まれて

います。また、活性酵素や発ガン物質の抑制効が期待される

セレンが多くく含まれているので、捨ててしまうのはもったいない!

薄く小口切りや、斜め切りにして、汁物や炒め物に入れて、

美味しくいただきましょう。


■新鮮な長ねぎの選び方

・白と緑の境目がしっかりしている

・弾力がある

・巻きがしっかりとしている

・太さが均一


■長ねぎの上手な保存方法

・新聞紙などで包み冷暗所で保存を

・泥付きは、日陰の土に埋めておくと長持ち!

・できるならば、立てて保存!!!


■「白い部分」は、茎ではない!?

「白い部分」は、緑の部分が「葉」で、「茎」のように思われがち。

実は、緑の部分と同じ、「葉」になります。

「茎」は根の方の、ごく短い部分だけなのです。

地面に埋もれていたので、日光に当たることができず、

白い状態のままで生育したというわけなのです。


また、ねぎのつぼみを「ねぎぼうず」と呼びます。

昔から厄除けの象徴にもなっているようです。

花が咲く前に摘み取って、天ぷらなどにして美味しく

たべることができますよ♪

■参考文献・サイト

『からだのための食材大全』 NHK出版

『色の野菜の栄養事典』 株式会社エクスナレッジ

・食品成分データベース 文部科学省

担当:瀧